2011年4月10日


サ ク ラ 便 り





この度の東日本大震災により、多数の死者がでた他被害に遭われた方々に対して、衷心よりお悔やみ申し上げます。

こんなことがあり、ホームページの更新も滞っておりましたが、本日、いつもの森に行って参りましたのでご報告することにしました。

森へ出掛けたのは、サクラに止まる鳥たちを撮影することが目的だったのですが、残念ながら、そういうシーンは撮影できませんでした。

少し粘ろうと思ったのですが、今年の花粉の量に恐れおののいてしまったので、早々に引き上げてしまったのです。

それにしても、サクラが咲いている姿を見ると、命のはかなさ、美しさを感じずにはいられません。今年は特にそれを強く感じさせます。

「メメント・モリ」という言葉があります。「死を記憶せよ」と訳すらしいのですが、こういうことを考えていると、私はすぐこの言葉を思い出してしまいます。この言葉の解釈はいろいろあるかもしれませんが、私の解釈では、「死は誰にでも訪れるものなのだから、生きている間は精一杯楽しく過ごそう」という意味で考えています。

世の中には自粛ムードもあるのですが、私はこういうときだからこそ、自分の命に感謝して、楽しく過ごすことこそが重要と考えています。これが私の「無常観」です。

ただし、これは身勝手に生きるということではないと思いますので、今後とも節電や買占めの自粛は行っていきたいとは思っております。

今回は、なんか感慨に耽ってしまいましたが、震災後の再開の項としてはこんな内容がふさわしいと思い、掲載いたしました。




撮影日:2011年4月10日
NIKON D2X AF-I Nikkor ED 400mm F2.8 × 1.7


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